瞬きの日々
2009年5月21日木曜日
幻の月 / オカモトサダヨシ
あかいくだものを がりりと噛みました
濡れたくちびるが ぬらぬらと光ります
柔らかい布で 体を拭きました
こぼれる雫は 誰の涙でしょうか
幻の月の影を ぼんやりと眺めてます
あらがえぬこの想いに 心はくすぶります
雨が降るまえの 匂いを嗅ぎました
気付かれぬ花が ひとりで咲いています
咽喉に流れる 水のつめたさ
なだらかな坂の上を カラカラと歩いてます
乾かない髪のままで 何かを冷ますように
幻の月の影が どこまでもついてきます
鎮まらぬこの想いに こころもあかくなるのです
2009年5月3日日曜日
FAIRWAY / スーパーカー
安心を買った
どうしてかココロを売って買った気がしてたら
「安心はどこか退屈と似てた」
そんななぜに撃たれていた
逃げてないこともない
だからどうってだけ
時間がないこともない
事件がないこともない
結局は今を忘れるなら
目の前のなれあいもためらいも
ありふれてると思っていたいだけ
安心で塗って毎日は流れた
「よかった」
そんな気がしながら
「安心がきっと毎日を似せてる」
ずっとダレてもつれていた
生きてないこともない
活きてないってだけ
自分がないこともない
意見がないこともない
名曲が今をなだめてるよ
まだ何か足りないって
ダレないであと何回言えばよかったんだ?
名曲は今も流れてるよ
目の前と向き合うとそれさえも
色褪せて行くと思ったら
負け
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