2008年11月28日金曜日

Histoire d’une VHS / Hocus Pocus



これはどこからともなく出てきたVHSの物語
君の俺のみんなのイニシャルが刻んである
思い出が薄れてきたとき 君の記憶になってくれる
忘れないために 君を俺をみんなを

テープの冒頭を確かめるために巻き戻し
そこには日付がよく分からない映像
自分が恵まれていることにまだ気づいていないガキ
キャプテン・ハーロックやあの子供向けのテレビ番組の世代
自転車に乗っている自分を見た
初めて補助輪を外したとき
当て布をしたズボンとゾロのマスク
数メートル走ってヒジにすり傷
サスペンダー付きのよろいを着た俺
コーンフレークの箱で作った盾
弓は一本のひも
三角形の矢
この映像をもう一度編集できたらいいのに

シーンをカット 色を鮮やかに
台詞を書き直し 吹き替えを取り直し
時が痛めてしまうこのフィルムを修正したい

少し進んで一時停止
そして不思議な時代に画は止まる
体は変化し さあ変身
ずり落ちそうなパンツがトレンドだ
自分や仲間がスケボーに乗ってる
笑っちまうあだ名とぼろぼろの足首
「スケボーが全てだ」と言ったら古くさいかな
でもジグザグはまだ終わらない
板に乗った理由なき反抗者
ボードとうるさいババアどもを怖がらせる以外は

一瞬のノスタルジー そしてまた再生
その後の自分の顔を確かめるために
一瞬のノスタルジー
一瞬のノスタルジー そしてまた再生

微笑ましい人生を歩んでいる青年
ちょっと引きつってるときもあるけど
音楽が賭う1メートル80の情熱
晴らさなければならない65キロの疑い
甥が自転車に乗るところを見た
初めて補助輪を外したとき
当て布をしたズボンとロボットのマスク
数メートル走ってヒジにすり傷
伸びてしまった顔が映っている家族写真
回復させたい失われてしまった画像
残念ながらこのテープは終わりに近づいてきたけど
映画はまだまだ終わらない



C'est l'histoire d'une vieille VHS sortie de nul part
elle porte tes initiales, les miennes les nôtres
quand tes souvenirs s'affaissent elle est ta mémoire
pour ne pas qu'on oublie, toi moi, les autres.

J'ai fait retour rapide pour jeter un œil en début de séquence
j'ai vu quelques images difficiles à tâter
Un petit con qui n'avait pas réalisé sa chance
Génération albator et club dorothé
Je me suis vu sur mon vélo, première fois sans les roulettes
Pantalon rapiécé et mon masque de zoro
les coudes écorchés après quelques mètres
Je me revois dans mon armure à bretelles
avec mon bouclier en boite de cornflakes,
mon arc, disons un bout de ficelle
et des flèches en forme d'accent circonflexe. 
J'aimerai refaire le montage 
couper des séquences, raviver les teintes,
réécrire les dialogues, refaire le doublage,
réparer ette bande, que le temps esquinte.

Un peu plus loin je presse "pause",
et l'image se fige sur une drôle d'époque
où le corps change et la métamorphose
veut que ce soit tendance de perdre son froc.
Je me vois, moi et mes potes, a roulettes,
nos surnoms à la con et nos chevilles flinguées.
Ça peut te paraitre désué si je te dis "La vie c'est le skate"
et que j'ai pas fini de zigzaguer.
Sur ma planche petit rebel sans cause,
à part faire flipper ma board et les vielles connes,

un instant de nostalgie et je lâche la pause
histoire de voir à quoi plus tard ressemblait ma pomme.
Un instant de nostalgie
Un instant de nostalgie et je lâche la pause.

J'ai vu ce jeune homme à qui la vie sourit
mais parfois de manière crispée.
1m80 de passion que la musique nourit.
65 kilos de doutes à dissiper.

J'ai vu mon neveu sur son vélo,
première fois sans les roullettes,
pantalon rapiécé, et son masque de robot,
les coudes ecorchés après quelques mètres.

Ce portrait de famille où ces visages se tendent,
des images perdues que j'aimerai sauver,
malheureusemnt cette cassette arrive en fin de bande
Mais le film est loin d'être achevé.



2008年11月17日月曜日

官能小説家 / 高橋源一郎



おとこのすっているタバコをとった。
ひとくちすっておとこにかえした。
ねえ。
あたしをすきといって。
なんだって。
ふふん。
れいぞうこをあけてかんビールをだした。
ひとくちのんでおとこにわたした。
ねえ。
あたしはやくしにたいな。
なんだよ、それ。
あんたのことがぜんぶわかるまえに。




2008年9月10日水曜日

Luv (sic) Pt.2 / Shing02



愛しい人よ、どこからはじめようか
ここにあなたを見つけることができた、言葉を失うほどの幸せ
毎朝、僕は空虚な夜から目を覚まし
まだ昔の痛みが頭から離れないことも
しばらく話していなかったけど、世界は変わってしまったね
最近はよく、曜日さえ忘れてしまう
毎日、気ままに生きているんだ
誰も傷ついてないし、僕も怒ってないよ
だから話そうよ、元気にやっていますか?
地球のこっち側では
たぶん昔よりお互いを分かり合えるよ
計画できない必然のように、
素直になる時が来た
君の笑顔に代わるものは存在しない
僕の詩の鍋は甘酸っぱいけど
想像以上に美味しいかもよ!

僕の中の神があなたの中の悪魔を見つけてしまった
あなたに出会った時、
自分をとことん壊してしまいたかった
偶然にも、川辺で会話をし、誕生を祝った
素直に伝えた言葉は、信頼の種となり
太陽の元で伸びることが約束されている
天から与えられた良き仕事が机の上に山積みに
困難は人生の有り難味を増すためにあるんだ!

セラヴィ、と言うように愛は、はっきりと
すべての歌に続きがある
名前以外のすべては移り行く、
昔のように新鮮に、毎日を生きるんだ
セラヴィ、と言うように愛は、はっきりと
すべての夢に続きがある
全ては移り行く、前に進もう、昔のように新鮮に

共に歩めど、何処に行くのか
神様、私達を見守り続けてください
光が核となる宇宙から、暗黒や負の要素で満ちたこの世界へ
僕がこの殻を抜けるときには、天に昇って行きたい
母なる地球との結びつきは、僕の心を休める
真心が、僕の霊を生かしてくれる
想像力はタダで幸せを呼び、瞬きをすれば与えられよう
勝利は、鳩が持ち帰るオリーブの葉のような小包
空から、愛の詩が降りてくる
あなたにも予想できたように
でも、僕は完璧な人間ではなく、罪で溢れている

僕の中の悪魔が君の中の神を見つけてしまった
何故ならあなたは元気という言葉そのものだ!
見て、そこにある雲が雨を降らし、川に流れて海をつくる
僕は起源の言葉の信者であり、古の後継者
(科学+芸術) × 信仰 ÷ 民族の数

僕が何を考えているかというと
沈みかけた船から、子供たちを救う方法
だから僕は歌う、決まり文句の口パクではなく
戦車やミサイル、銃を持った不良政治家共に対抗する
人類の家族の中では、色々な立場があるけど
ひとつになることの力を理解する時がようやく来た
すべての法則は太陽の下で等しい、そうありますように!

音楽を信じれば、詩は心を癒す
病んでいるあなたを放っては置かない
ビートとメロディーがレシピ
あなたの心が、僕を高めてくれる
音楽を信じれば、詩は心を癒す
病んでいるあなたを放っては置かない
ビートとメロディーがレシピ
亡くなった魂よ、安らかに眠ってください

音楽を信じれば、詩は心を癒す
病んでいるあなたを放っては置かない
ビートとメロディーがレシピ
あなたの心が、僕を高めてくれる
音楽を信じれば、詩は心を癒す
病んでいるあなたを放っては置かない
ビートとメロディーがレシピ
世界のヒップホップよ平和に


Once again, now where do I start, dear love
Dumb struck with the pure luck to find you here
Every morn' I awake from a cavernous night,
Sometimes still pondering the previous plight,
Seems life done changed long time no speak,
Nowadays I often forget the day of the week
Taking it by stride if you know what I mean,
No harm done, no offense taken by me
So let's rap, we'll catch up to par, what's the haps?
Perhaps we're even closer now after all things considered on this side of the planet,
Couldn't pick a better time even if we planned it!
To come clean and candid if I have to
Oh what I wouldn't trade for your laughter
Sweet and sour spice in my poetry pot melting,
Even better than the real thing!

It's like the God in me saw the Devil in you
I wanted to break myself in the worst way when I met you
Who would have thought, conversate by the river, celebrate birth,
Sit and delivered the lines that would prove to be the seeds of trust
Unsigned, yeah but destined to grow with sunshine
Self-assigned task piled on the desk of good works,
Knowing hardship appreciate the best of both worlds!

C'est la vie, as they say L.O.V.E evidently, see every song has a sequel
Never same, everything but the name, all fresh just like back then, how we do everyday
C'est la vie, as they say L.O.V.E eloquently, see dream has a part two
Never same, you got to keep it tight, all fresh just like back then, now hear me out...

Once together, now where do we go, dear divine
I pray that you keep watching over us,
From the heavens where light is the nucleus
To this space filled with darkness and negative matter
Anti-gravity pull is what I would rather feel when I leave this shell eventually
Ties to the mother earth ground me mentally,
Real vibes will keep me alive spiritually

Imagination brings bliss at no cost, when I blink blink I receive at no loss
Victory comes in small packages like a leaf of an olive tree brought back by a dove
From above, then I'm gonna rhyme love,
Well you saw that one coming ever since the beginning of the end
Well anyways, I am not a perfect being, yes I am a man full of sin
It's like the Devil in me saw the God in you,
You epitomize the etymology of enthusiasm!
Look it, up there lies the clouds that form the rain
That came from the ocean that flowed from the river
I'm a believer, firm with the first words, lyrical transceiver of our ancient roots
(Science + Arts) * Faith / # of our Ethnic Race!

Let me mention what I've been thinking
How to save the children, when the ship is sinking
So I'm singing, no lip syncing to slogans,
Political hooligans with tanks, missiles and guns!
Everything is relative when it's all in the family of man,
Understand the time has finally come to realize the great power of 1,
All formulas equalize under the Sun, Amen!

The rhymes will heal 'cause I believe in music,
In times of need I won't be leaving you sick
The beat plus the melody's the recipe,
Your vibe surely brings out the best in me!
The rhymes will heal 'cause I believe in music,
In times of need I won't be leaving you sick
The beat plus the melody's the recipe,
All good souls lost may they rest in peace!

The rhymes will heal 'cause I believe in music,
In times of need I won't be leaving you sick
The beat plus the melody's the recipe,
Your vibe surely brings out the best in me!
The rhymes will heal 'cause I believe in music,
In times of need I won't be leaving you sick
The beat plus the melody's the recipe,
Hiphop worldwide we got to live in peace, like that!




2008年8月27日水曜日

LASER BEAM / LOW




I don't need a laser beam
I don't need the time
Leave me in the car tonight
Rest your drunken mind


I need your grace alone

Lesser things are on your mind
Don't you think I know?
Will this poison scar my eyes?
Mother, close the door

I need your grace alone


I don't need a laser beam
I don't need a laser beam






2008年8月4日月曜日

ダークブルー / 板尾創路



私は海亀 名前はマリー
泪に浮かんで生きる女

裁きは満月の夜
重い甲羅は罪

何百の卵 泪流して産む
生きている辛さ 重く深く苦い

好きな人の卵で
泪流し産みたい

好きですあなたが 気が狂うほど
火星の底までついて行くわ

悲劇は三日月夜
白い殺意の砂

何百の卵 泪流して産む
好きな人じゃない 辛さ強く痛い

何万年も続く長い暗黒の日
浦島太郎は今も眠ったまま

答えは前世なの
ひとりぼっちの ひとりぼっちの

ダークブルー




2008年7月17日木曜日

Modal Soul / Nujabes



地平線の五ミリ手前で珊瑚の環礁は外海からの荒波を顔色一つ変えずに防いでくれている
その防衛線を境にこちら側には太陽の光をエメラルド色に反射する遠浅の海が広がっている
外海からの波は、珊瑚に打ち消される波のかわりに砕ける際の激しい音を僕たちに届ける
それはいつまでも隣の県にとどまっている台風のようにも感じられる
このアルバムを仕上げる直前にそんな景色を見た

激しさとおだやかさ
保護される側とさらされる側
僕らは無数の対極のあいだの点を掛け合わせた存在の一つといえるかもしれない
縮小を続けるものがあり、拡大を続けるものがある
僕らはその間で振動し続ける
振動は体の内側で反響し、魂を彫刻的なシェイプに磨き上げる

現像された魂のシェイプは世界をふらりと漂流する
僕の耳には沢山の音が旅をしてきた
そしてまた少し腰を落としてから旅へ出る
あるときはあなたの耳へ
まるでどこかへ向かうように まるでどこかへ帰るように
人の心のうつろいそのままに世界を浮遊する

僕らは地平線が見えるのにドアの先が見えない
星が見えるのに僕らがなにものかも知らない

We are blind man of our own world

最近、世界の全てが奇跡のように見えるときがしばしばある
それはきっと 今見ているこの世界を数年後には夢のように思い返すような道を彼らが、
そして僕らが選び続けていることに関係している

Thank you, flowers / Light on the land / Horizon

僕は環境とか健康に特にストイックな方ではないけれど、
地球が確実に病気を煩っていることを気にとめないで
今までのように過ごすことは出来なくなった

We have to see The Sign

僕らの足下にいつも存在する親愛なる友人は病にかかって、咳をしている

全ての音楽は地球が奏でてくれている

音楽は僕らと共にあり、僕らは音楽と共にある

We're tribe living with music

Music is mine / music is yours




2008年7月3日木曜日

二十歳のエチュード / 原口統三



「数学ほど、私に明晰に見えるものはない。」
このやうな言葉の前に僕は意地悪かつた。
より明晰なこととは、より冷たい眼を持つことであると僕は考へた。この「冷たい眼」を僕は自意識と名づけた。
一切の「許容」「妥協」「弱気」これを僕は「曖昧さ」と名づけた。
そこで僕は「形式」を持たねばならぬ、といふこと、「生きるとは何らかの意匠を与へられることだ」といふ問題の前に腕組みした。そこでこの「許容」に身を以てぶつかることだつた。
僕の純粋さが、懐疑の最も冷たい眼、即ち「死の眼」を持つことを要求したのだ。

認識するとは、我々が生れ落ちる時に与へられるもの、即ち、豊かな生命の衣を少しづつでも剥いでゆくことではないのか。自ら血を流す、とはこのことなのだ。

血は絶え間なく流れて、刻々に僕の身体は冷えて行つた。
精神のより深奥を目指して進むものは、より「生きること」から遠ざかるのである。




2008年5月25日日曜日

Folklore / クラムボン



強い台風の 去ってった夜に 高いビルの上から 街を眺めてた
風はまだすこし 移り気で 去り際のタイミングを つかみ損ねてる

隣の住宅のネオンが 陽炎のように 揺らいでた
こんな景色 見たことない 見慣れていたのに

何かが変わってゆくような そんな気がした あと少しで
何事もなく消えてゆく 6月6号 あと少しで あと少しで

最終電車の低いアナウンスが いつもよりも 透き通って聞こえる
このままでは またいつものように ずっと空を ぼんやり眺めているだけ

すこし瞼 重くなって ゆっくりと目を閉じてみる
遠くで君の声がした そろそろ行かなきゃ

気圧の谷を飛び越えた そんな気がした あと少しで
気持ちがすっと軽くなる そんな気分さ あと少しで あと少しで
何かが変わってゆくような そんな気がした あと少しで
何事もなく消えてゆく 6月6号 あと少しで あと少しで

時計の針が2時を指す 気がつけば もう あと少しで
気持ちがすっと軽くなる そんな気分さ あと少しで あと少しで

強い台風の 去ってった夜に 高いビルの上から 街を眺めてた
僕はまだすこし 移り気で 去り際のタイミングを つかみ損ねてる






2008年5月16日金曜日

Water Front / Zazen Boys



深夜2.5時を照らしだす諸々の光がまぶしい
安心しきった人々の静かな寝顔
男達の汚れきった会話
疲れを知らず一晩中笑い続ける子供達の闘い
孤独に閉じ込められた野郎は一人、うなりながら泣く
男女はまぐわり、同じ動作を数万回、繰り返し続ける
高層ビルディング8659階から見下ろす夜景
美しく感じた、闇に映る光
そこは発色した油にまみれた水面
ここは水際 ウォーターフロント

深夜2.5時を照らしだす諸々の光がまぶしくて
暗闇に姿をあらわす猫と狼と猿と土偶
恋人同士がひっそりとささやく港
潜水艦が息をひそめ、その横を静かに流されていくクラゲ
誰かの悲しみが打ち震え、その振動が水面を優しく波立たせ
発色した油にまみれ浮かんだ水死体を探す捜査一課の係長が
ため息を一つもらしながら立っている水際
そうここは水際 ウォーターフロント


2008年5月9日金曜日

無題 / ビートたけし



人生に幸せなんて求めること
自体勘違いなんだよ

世間じゃよく、
どうせ死ぬんだから
楽しく生きようなんていうけど、
オイラは逆で、

どうせ後で死んで身軽になるんだから、
生きているうちにヒドイ目に会おう、
辛く生きようと思ってる。

幸せになろうなんて、考えてないね。




2008年4月14日月曜日

夜につまずき / ビートたけし



いつもの店といつもの煙
いつもの相手といつもの話
俺は人とは違うのと
違う同志で肩を組む

酒のツマミの人生論は
家路の明りでさめてゆく

夜につまずき裏道でころがり
子供の泣き声で自分に気付く
生きてるだけの人生ならば
何もこんなに酒を飲みはしない
酒を 酒をこんなに飲みはしない

いつもの部屋のいつもの女
いつもの朝に外を見て
俺は奴らと違うのと
同じ電車でゆられてく

恋のツマミのやさしさは
鏡の自分でさめてゆく

はげしく生きぬく根性もなく
孤独に死んでく勇気もなしに
流れ流れて 流れ流れて
流れ流れて 今日まで生きてきた

2008年4月13日日曜日

浅草キッド / ビートたけし



お前と会った仲見世の 煮込みしかないくじら屋で
夢を語ったチューハイの 泡にはじけた約束は
灯の消えた浅草の コタツ1つのアパートで

同じ背広を初めて買って 同じ形のちょうたい作り
同じ靴まで買う金は無く いつも笑いのネタにした
いつかうれると信じてた 客が2人の演芸場で

夢をたくした100円を 投げて真面目に拝んでる
顔にうかんだおさなごの むくな心にまたほれて

1人たずねたアパートで グラスかたむけなつかしむ
そんな時代もあったねと 笑う背中がゆれている

夢はすてたと言わないで 他にあてなき2人なのに
夢はすてたと言わないで 他に道なき2人なのに




2008年3月18日火曜日

Oreille / Jean Cocteau



私の耳は 貝の殻
海の響きを懐かしむ

Mon oreille est un coquillage
qui aime le bruit de la mer





2008年1月10日木曜日

ああエキセントリック少年ボウイ / 松本人志



最近だんだんわかってきた
僕が死んでも誰も泣かない
いろんなものが見えてきた
見たくはないものばかりだけど

犬ドッグはすぐに
どこかにシールを貼るのさ
鳥バードの後風呂に入ると
変なもの浮いているのさ
エテモンキーは鍵だらけ
お前にどうして鍵がいる

ああエキセントリック少年
カーボウイの兄貴
また金借りにきた
でも言えない カーボウイには言えやしない
悲しくなるだけだから

ニイハオはアホほど湯を沸かす
ニイハオはアホほどティッシュをつかう
めっちゃ腹立つ めっちゃ腹立つ
お前ら全員バイトせーや

最近だんだんわかってきた
僕のしもべは全員差し歯
家に帰れば
いたずらファックス30m
今日も紙がきれている

犬ドッグはトラウマだらけ
鳥バードは何を食べてもうまいと言う
エテモンキーは留守番電話を聞こうとはしない
何で聞かないのか

ああエキセントリック少年
条例が気になって眠れない
ああ うどんくらいしか食べる気がしない
今月まだ20日もあるの

ああ明日になんかならなきゃいいのに
ああ明日になんかならなきゃいいのに
どうせ今夜も金縛り
3日連続金縛り