確かに、市民たちが間抜けで、愚かで、何も知らなければ、市民たちは平安に暮らすだろう、と私も思います。けれども、私やあなたにとって、こんな平安にどのような意味があるのでしょう。それは麻痺患者の諸器官を縛り付ける痺れに似ています。あなたの召使があなたに仕えるように、あなたの市民は卑しい傭兵のように国家に仕えるでしょう。彼は服従するでしょう。貧窮の連続と我慢が彼を愚鈍にしてしまうからです。しかし、この麻痺状態、この愚かな忍耐、この死にも似た不幸な平安、こんなことを目標として人間は集結したのでしょうか。それが社会の幸福と力を作るでしょうか。あなたは、冷たいミイラが良き市民となることを望むのですか。
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